アルコール依存症とは



アルコール依存症とは簡単にいうと「お酒がないと生きていけない」という感覚に襲われることです。
そしてアルコールは身体と精神の両方での依存があり、なおかつ身体への依存が強いという傾向からアルコール依存症の脱出は難しいと言われています。
麻薬や覚せい剤、シンナーなどが依存性の高いものとして思いつきますが、アルコールもこれらの仲間と考えてもらってけっこう、覚せい剤の依存性とアルコールの依存性はほぼ一緒だからです。


みなさんタバコとお酒、どちらかをやめなければならないとしたら、どちらをやめますか??そしてどちらがやめにくいと思いますか??
なんとアルコールの依存性はタバコの約4倍、つまり禁煙より禁酒の方が4倍も難しいのです。
私はどちらもやめたのでわかりますが、タバコはすんなりとやめられた一方でお酒をやめるのは苦労した記憶があります。
それほどにアルコールの依存とは強いものなのです。

アルコール依存症になるわけ



お酒をやめれないわけ、それは脳が1度覚えた快楽を求め好むからです。
依存性のある興奮や酔いが脳へ入ってくると、脳はその興奮や酔いを始めは異常事態として認識しますが、すぐに快楽として感じるようになります。
つまり脳は学習するのですが、脳は1度覚えた快楽とそれを得るための方法をけっして忘れません。たまに飲むお酒がおいしいと感じるのはそのためです。


なぜアルコール依存症になるのかと言うと、人間の脳はその1度覚えた快楽では満足できず、以前の量では気持ちよくなれなくなってしまうからです。
こうしてアルコールの量が徐々に増えていき、過剰飲酒が日常になってきます。
実はこの時点でアルコール依存症と思ってもいいくらいで、このときから内臓などへの障害も出てくる可能性が高くなるでしょう。
そして体がアルコールを欲しくて欲しくて我慢できなくなり、アルコールが脳へ作用してない状態を異常と判断してしまいます。
これが禁断症状とも呼ばれる依存の完成です。


アルコール依存症を見事に克服し、アルコール依存症から脱出した人も多くいるでしょうが、まだ安心はできません。
あなたの体はアルコールは抜けて健康的な生活を送っていると考えられますが、脳はアルコールによる快楽を忘れたわけではないのです。
何年も自転車に乗っていなくてもすぐに乗れるようになってしまうのと一緒で、あの時の快楽は一生忘れることはないでしょう。
なのでお酒を1口飲んでしまうと、元のように飲酒生活が始まってしまう可能性は大いにあります。


このようにアルコールを断つだけでなく、アルコール依存症は再発の危険も忘れてはいけません。自分がアルコール依存症だと自覚して、場合によっては専門家による治療も必要です。